安全性を徹底検証!ケガや後遺症のリスクは?

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山城 宏統

【株式会社ビグス 代表取締役 山城宏統(やましろ ひろのり)】 Workout Base BIGTHは、トレーニングにより、あなたの生活が豊かになることを目的としています。体重計に示される数字をただ追うだけでなく、見た目の変化や生活習慣病予防、ケガ後の競技復帰などをサポートいたします。筋肉を鍛えて、何歳になっても、鏡の前でうっとりしてしまう身体と、自分の事は自分でできる身体を作りましょう!

【はじめに】

トレーニング効果がいかに高くても、安全性が確保されていなければ広く推奨することはできません。
今回は、血流制限トレーニング(BFR)における2つのタイプ「従来型(付け根圧迫)」と「筋腹圧迫型」について、それぞれのリスクや副作用、安全管理の観点から比較していきます。

【従来型(付け根圧迫)の安全性】

従来型BFR(弊社取扱『VRC』など)に関しては、日本を含む世界中での大規模な安全性調査が行われており、適切な使用条件下において重大な合併症の発生率が極めて低いことが示されています。

代表的な副作用としては、以下のような軽微なものが見られることがあります:
・皮下出血(あざ)
・一時的なしびれや違和感
・軽度の腫れ

これらは一過性であり、正しい圧力設定と時間管理を守ることで大半は防ぐことが可能です。

【筋腹圧迫型の安全性】

筋腹圧迫型は、まだ安全性に関する系統的な研究がほとんど存在しません。
直接神経や毛細血管を圧迫する可能性があり、以下のようなリスクが考えられます:
・神経圧迫による感覚障害や運動麻痺
・筋肉組織の微細損傷
・不均一な圧による部分的なうっ血や炎症

圧力が数値で管理されにくく、過度に強く巻いてしまうリスクが高いため、安全性の観点からは非常に慎重な取り扱いが求められます。

【指導と管理の重要性】

従来型BFRでは、専門の機器(『VRC』など)を使用し、適正圧を数値で把握できるため、個々の状態に応じた安全な運用が可能です。
一方、筋腹圧迫型は主観的な締め具合で調整されることが多く、再現性や安全性の確保が難しい点が課題です。

また、どちらの方法でも、継続的な圧迫時間は以下のように管理されるべきです:
・上肢:10分以内/セット間は緩める
・下肢:15~20分以内/セット間は緩める

【まとめ】

・従来型(付け根圧迫)は、大規模な調査で安全性が証明されている
・筋腹圧迫型は研究が乏しく、神経や血管へのリスクが潜在的に高い
・安全にBFRを実践するには、圧力の可視化と管理が不可欠
・「安全性の確立された方法を選ぶ」ことが利用者と現場にとって最優先である

次回は、使用する器具の違いや圧力の管理方法にフォーカスして解説していきます。

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