山城 宏統
最新記事 by 山城 宏統 (全て見る)
- EMSトレーニング・血流制限トレーニングは意味があるのか?専門的に整理します - 2026年1月12日
- さいたま市でパーソナルジムを探しているが、不安がある方へ - 2026年1月11日
- パーソナルジムが続かなかった人へ|もう一度考えてほしいこと - 2026年1月10日

最近よく聞く“痩せる注射”、実際どうなの?
テレビやSNSで頻繁に目にするようになったGLP-1。
ビフォーアフター写真が並ぶ広告や、医師やインフルエンサーの投稿などを見て、
「簡単に痩せられるなら…」と興味を持った方も多いはずです。
特にジムや接骨院に通うお客様からも、「あれって実際どうなんですか?」と相談されることが増えました。
この記事では、GLP-1受容体作動薬がどうやって体重を減らすのか、どんな薬剤があるのか、
そして本当に安全で自分に合った方法なのかを医学的根拠に基づいて徹底的に解説します。
目次
GLP-1とは何か?
GLP-1(Glucagon-Like Peptide-1:グルカゴン様ペプチド-1)は、小腸から分泌されるインクレチンホルモンの一種です。
本来は食事を摂取した際に膵臓働きかけ、インスリンの分泌を促進して血糖値をコントロールする働きがあります。
このGLP-1の働きを人工的に強化したものが「GLP-1受容体作動薬」で、2型糖尿病の治療薬として開発されました。
しかし、食欲抑制作用や体重減少効果があることから、現在では“肥満治療”や“痩身目的”でも使われるようになっています。
痩せるメカニズムは3つの作用によるもの
GLP-1受容体作動薬が痩せる理由は、以下の3つの作用によるものです:
・満腹中枢への作用で「食欲抑制」
GLP-1は視床下部の満腹中枢に働きかけ、少ない食事量でも「満腹だ」と感じやすくします。そのため、自然と摂取カロリーが減ります。
・胃排出の遅延で「満腹感の持続」
食べた物の胃から腸への排出を遅らせる作用があり、食後の満腹感が長続きします。これも間食やドカ食いの防止に効果的です。
・血糖値の安定で「インスリン急上昇を防ぐ」
GLP-1はインスリン分泌を助けるだけでなく、過剰な血糖上昇も抑えます。血糖値の急上昇と下降は空腹感を誘発するため、これを防ぐことで間食欲を軽減できます。
現在主流のGLP-1薬剤一覧
| 薬剤名 | 主成分 | 投与方法 | 承認状況 |
| オゼンピック | セマグルチド | 週1回注射 | 糖尿病薬・肥満症向け(海外で肥満適応あり) |
| リベルサス | セマグルチド | 経口(毎日服用) | 日本で糖尿病薬として承認 |
| サクセンダ | リラグルチド | 毎日注射 | 一部美容クリニックで痩身目的使用 |
特に「セマグルチド」を有効成分とするオゼンピックやリベルサスは、2021年に米国で肥満治療薬として正式に承認され、
日本国内でも注目を集めています。
臨床研究の結果(STEP試験)
GLP-1薬剤の代表的研究である「STEP 1試験(PMID: 33567185)」では、
週1回オゼンピックを投与した成人肥満者において、68週後の平均体重減少率は14.9%という結果が出ています。
これは従来の薬剤と比較しても非常に高い数値です。
また、血糖値改善や心血管リスクの低下にもつながる可能性が示されており、医学的な効果は確かにあるといえます。
注意点:痩せる≠健康になる ではない
ここで大切なのは、「痩せる=健康になる」ではないという視点です。
GLP-1は確かに食欲を抑えて体重を減らしますが、筋肉量の維持や代謝の改善、生活習慣の見直しを伴わない痩身は、健康とは言えません。
また、副作用やリバウンドリスクもあるため、「簡単に痩せたい」という気持ちだけで始めるのは非常に危険です。
まとめ:GLP-1は“目的と使い方”がすべて
GLP-1受容体作動薬は、確かに医療的エビデンスに基づいた“痩せる効果のある薬”です。けれど、その効果をどう活かすか、どんな目的で使うのかを見極めないと、健康を損なう可能性すらあります。
当ジムでは、運動や生活習慣の改善という本質的なアプローチで、“健康的に・持続可能に”身体を変えるサポートをしています。
注射に頼る前に、一度ご相談ください。あなたにとって本当に必要な方法が見つかるかもしれません。
📍 無料カウンセリング受付中|浦和駅西口から徒歩5分【Workout Base BIGTH】
https://workout-base.bigth.co.jp/




























